hidden-champion.net

2010年6月12日、北イタリアのヴィチェンツァにある街、バッサーノ・デル・グラッパで55DSLによる「FoosBall（フーズボール）」の世界大会が開催された。日本ではテーブルサッカーとして知られるこのゲーム、ルールは簡単、回転する棒についた人形を操りゴールを決めるサッカーゲームである。

今回はアメリカ、イギリス、コロンビア、イタリア、ギリシャ、フランス、そして日本で予選大会が開催され、日本大会でも代表選手が決定！　と思いきや外国人モデルのギーとカミラ。日本代表が日本人じゃないなんてと思ったのは一瞬だけ、そんな事は関係無い。そもそも、55DSLのPRのJOMMYくんから電話をもらって、「今度フーズボールの世界大会をイタリアでやるんだけど一緒に行かない？」って「え？？あ、行きたい、けどホント？」。そもそもフーズボールのファンには申し訳無いけれど、わざわざ世界大会までヤラなくても、と言う事が頭をよぎったのは事実。「まぁイタリア行けるしラッキー！」的なノリで成田へ向かった。

気軽な想いで会場に着いたのだが、なんやら真剣な眼差しの男達が入ってきた。選手達だ。ヤバい、本気だ。各国から腕に自信アリという強者があつまっているのだ。おそらくいつも戦っているローカルの仲間に「勝ってきたぞ」と土産話を持ち帰りたいのだろう。負けたら故郷の仲間にガッカリされるかもしれない。戦いの前にみんなで顔を合わせ夕食を楽しんだ後、白熱したバトルが始まった。

--------------------

バトルが終わった。優勝した国は正直ドコでも良い。（ちなみにイタリアだが。）みんなのテンションが異常に上がっている。変な熱気に包まれ勝者は担がれて歓喜の叫びをあげている。喜ぶのがとてもウマい。いや楽しむのがとてもウマい。「そうか」と思った。今回の旅はとても楽しかった。人生で重要なのは、どんな事でも“本気で楽しむ”という事なのだ。自ら身を乗り出す姿勢、そう、これからもう少しアクティブめに行こう。