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田附勝写真展「その血はまだ赤いのか」

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第37回(2011年度) 木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家、田附勝の受賞後初の写真展「その血はまだ赤いのか」が開催されます。

世界的に注目を集めたデビュー作『DECOTORA』から4年、奇しくも東日本大震災の年に発表された写真集『東北』。厳しい環境を受け入れることで育まれた生きる力強さ。人と獣の存在が非常に近く生と死が隣り合わせにあることを感じさせる土地。長い時間をかけて被写体と向き合う田附勝だからこそ映し出すことのできた、東北本来の姿がそこにありました。「被災地」というフィルターを通じて東北を見てしまうようになった我々のパラダイムシフトを巻き戻すかのように。

本展は、そんな田附勝が「3.11前後」を意識して発表するはじめての展覧会です。昨年11月、岩手県釜石市唐丹で震災後初となる鹿猟が行われました。2008年より同地での鹿猟に参加していた田附はこれに同行。その際撮影された作品が展示される。

震災後、はじめて迎えた鹿猟の解禁。
鹿から流れるその血はまだ赤いのか。

[展覧会概要]

田附勝
その血はまだ赤いのか

□会場:SLANT
□会期:2012年3月3日(土)~4月26日(木)
□時間:11:00 ~ 19:00
□住所:石川県金沢市広坂1-2-32 2F 
□tel:076-225-7746  入場料:無料
□月曜定休

協力:fairground/株式会社カシマ


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SLANT

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