建築家、大野力(sinato)によるユニークなインスタレーションがDIESEL SHIBUYAに登場。輪郭線だけで構成された部屋にはDIESELホームコレクションのアイテムが配置され、まるで家具が浮き上がってくるよう。これまでにも数々の賞に輝く彼ならではの視点で、唯一無二のシチュエーションが生み出されている。ディーゼルだからこそ実現できたであろうプロジェクト、来年の2月まで公開している。
Photo: Toshiyuki Yano
LINESのコンセプト:輪郭線だけで出来たとても小さな空間を重ねて、家具を展示する場所をつくります。 それは、部屋と言うより家具の延長と言うべき身近なスケールの空間単位が連続する場所です。 またそれぞれの輪郭線がお互いに重なり合って視覚的に複雑な状況をつくる場所でもあります。 来場者は、展示されている家具を輪郭線の外から眺めたり、中に入ってそこを通り抜けることが出来ます。 特異なスケールと状況だけがあり、強い実体はない。 そんな場所に家具と来場者だけが具体的に浮かび上がるような展示風景を考えています。
大野力 (おおのちから) http://www.sinato.jp
一級建築士 / 株式会社シナト代表取締役 1976年大阪府生まれ。金沢大学工学部にて都市工学を学び、卒業後にフリーランスを経て2004年に株式会社シナトを設立。住宅や商業施設の設計を中心に、広告やアートに関わるプロジェクトも手がけ、その多くが国内外で様々な賞を受ける。2011年より京都造形芸術大学非常勤講師。