スケート界の生ける伝説としてその名を馳せるランス・マウンテンによるアート・エキシビジョンが、オープン15周年記念を迎えるSTUSSY新宿チャプトにて開催される。
1980年代にトップスケーター達が集まり結成されたBONES BRIGADEのメンバーであり、スケート界の生ける伝説としてその名を馳せるランス・マウンテン。今回のエキシビションではランスが手掛けるドローイング作品の数々と共に、スケートシーンにも深く携わって来たSTUSSYの世界観を堪能出来る内容になっている。是非会場でご覧頂きたい。
STUSSY SHINJUKU CHAPT 15TH ANNIVERSARY
LANCE MOUNTAIN ART EXHIBITION "Never Grow Up"
2013.3.9 (Sat) - 3.20 (Wed)
at STUSSY SHINJUKU CHAPT 2F
Lance Mountain／ランス・マウンテン
1964年6月生まれ。カリフォルニア州パサデナ出身。英国人のロナルド・VJとパトリシア・マウンテンの間に生を受ける。1975年に使い古しのボードを友人から譲り受け、スケート人生のスタートを切る。程なくして近所のバイクショップでスケート雑誌を購入し、それがランスの人格形成に大きな影響を与える。そこに掲載されていたトニー・アルヴァ、ジェイ・アダムスやステイシー・ペラルタの写真に触発され、仲間とバックヤードプールを探し、バックヤードランプを作り、スケートパークを訪ねるようになる。'76年から'80年にかけて、モンテベロ、グレノラ、アップランド、レイクウッド、マリーナ・デル・レイ......ランスはスケートができる場所であればどこへでも足を運び、後にウィッティアスケートパークのチームに加入。'81年にはアマチュアとしてVariflexに加入し、当時のプロであったアレン・ロシらとの全米ツアーに参加。その後、スケートの人気が低迷したことでパークが閉鎖に追い込まれ、カンパニーはライダーを支えることが困難になっていく。スケートで生計を立てることができなくなったプロが消えていく中、ランスのように親元で暮らす若い世代の才能が次々と台頭。Powell Peraltaの一員となった'83年にはスケートの人気も再び上昇し、後に結婚したイヴェットとの間に愛息ランス・ロナルド・シリルを授かる。Powell Peraltaには9年間在籍。ステイシー・ペラルタとクレイグ・ステシックが手がけた史上初のスケートビデオに出演し、世界ツアーにも参加。またコンビプール、タホーでのランプ、ドイツはミュンスターでのストリートなど数々のコンテストで優勝を飾り、Powell Peralta在籍時に様々な功績を残す。Powell Peraltaを去った後、'91年に自身のカンパニー、The Firmを設立。初めの9年間を自宅ガレージで、そして後の6年間をBlitz Distributionにて運営。レイ・バービー、ウェストン・コリア、ジェームス・クア、サルマン・アガー、マット・ビーチ、フランク・ガーワー、ボブ・バーンクイスト、ロドリゴ・TX、ハヴィエル・サルミエント、ビリー・マークスなど......チームには素晴らしいスケーターが名を連ねた。そしてThe Firmを15年間運営し続けた後、42歳でFlipに加入。スケートは子どもであり続けるための言い訳である。ランスの希望と目標とは、イエス・キリストとともに歩み、彼がしたように人々をインスパイアするということ。ランスの人生とは終わりのない旅なのである。
