adidas Collectors Project(アディダス コレクターズプロジェクト)と題して、世界で最も熱狂的で知識豊富なスリーストライプスコレクター 5名を、ヘルツォーゲンアウラッハにあるアディダス本社に招待し、アディ・ダスラーの生家やシャインフェルトのプロトタイプ製造施設や伝説のアーカイブを訪問、そしてアディダスのヒストリーチームやアーカイブチーム、そしてOriginals(オリジナルス)のデザインチームと知識を交換し、それぞれのコレクターがブランドに対するメッセージやストーリーを熱く語った。招待されたのはイギリス、アメリカ、日本、ドイツ、フィンランド在住の5名のコレクターで、日本からはMasterpiece Sound(マスターピースサウンド)のメンバーとして国内のレゲエ&ダンスホールシーンで有名なアーティスト、真柄尚武氏が選ばれ、アメリカンヴィンテージに対する幅広い知識を提供した。
アディダスに知識を提供し、私的なアーカイブを記録させてくれたコレクターに対するお礼として、それぞれのお気に入りのアーカイブモデルをきわめて限定的なリリースとしてリメイクするチャンスをアディダスが提供、こうして各コレクターとOriginalsデザインチームがコラボレーションを行った結果、オリジナルのシルエットを忠実に尊重しつつ、プレミアムな素材で製作したプレミアムパックが完成した。
■真柄 尚武 - 東京
Masterpiece Sound(マスターピースサウンド)のメンバーとしても有名なアーティスト。初期アメリカンヴィンテージの目利きであり、A-1 Clothing(エーワン・クロージング)というセレクトショップも経営しています。またアメリカンワークウェアにインスパイアされた、M.V.P.というブランドのファウンダーの一人でもある。真柄氏が中学生だった当時、創刊間もないカルチャーマガジン『Popeye』の誌面にadidas Countryがフィーチャーされていた。これが火付け役となって、スリーストライプスがトレードマークのブランドに興味を抱くようになり、以来ずっとこの情熱を持ち続けているとのこと。今回 Collectors Project のためにデザインをするに当たって、アーカイブモデルの中からCountryを選んだのは、真柄氏にとって自然ななりゆきだった。真柄氏はすっかり日本に定着しているこのシルエットを、仕上げとカラーウェイを一新することで、意外性のあるスニーカーをクリエイトすることにした。インスピレーションの源は、アーカイブを訪問した際に見た Formula 1(フォーミュラ・ワン)というシューズです。ブルー、ネオンオレンジ、ネオンイエローという鮮烈なカラーコンビネーションを採用した、Mr MagaraのCountry。アッパーの主な素材はナイロンで、スウェードのタンとオーバーレイやレザーのアクセントが、アッパーを引き立てる。
COUNTRY OG - MR.MAGARA
COLLEGIATE ROYAL/ ELECTRICITY/ BLACK 1 \13,650
*Mr.MAGARA Special Interview: http://www.youtube.com/watch?v=VUgyaUSmZYc
■Operator EMZ(オペレーターEMZ) - ニューヨーク
ハーレムをベースに活動するDJ兼アディダスコレクターのMichael "Operator Emz" Greene(マイケル"オペレーターEmz"グリーン)は、スリーストライプスがニューヨークのストリートに欠かせないアイコンだった'80年代に、ニューヨークで育った。最初にスニーカーに夢中になった記憶は1980年頃のことで、言うまでもなく、これは彼を取り巻くカルチャーの影響によるものだった。けれどもアディダスに関するEmzの知識とコレクションは、当時のニューヨークで定番だったクラシックなハイトップとアパレルだけにとどまらず、幅広い領域をカバーしている。このadidas Collectors Projectのために、大好きなPro Model 80sをリメイクすることを選んだ。ファッションに敏感な人々がSuperstarに替わるシューズとしてこのモデルを履いていたことを、覚えているそうだ。
PROMODEL - OPERATOR EMZ
NEO WHITE S08/BORDEAUX/LEGACY \15,750
■Sneakerqueen(スニーカークイーン) - ベルリン
ヒップホップカルチャーの魅力にインスパイアされたことが、コレクションを始めたきっかけであるSneakerqueenは、'80年代のヒップホップカルチャーとその時期のスニーカーに目がない。主にハイトップスタイルをコレクションしているので、このCollectors Projectのために、1986年のバスケットボールシューズ、Rivalry Hiをリメイクすることにした。コレクションにはアディダスのランニングシューズやトレーニングシューズから、アイススケートシューズ等で、メインは'80年代のバスケットボールシューズ。
RIVALRY HI - SNEAKERQUEEN
WHITE VAPOUR S11/CHROME/WHITE VAPOUR S11 \15,750
■Ralf Tiittanen (ラルフ・ティッタネン)- トゥルク
Ralf Tiittanenはソフトウェアエンジニアで、スニーカーフォーラムのユーザーの間では「10ari」というハンドルネームで知られており、約10年にわたってアディダスのシューズとカタログを収集しています。Ralfはこのadidas Collectors Projectのために、彼が「聖杯」のように崇拝するモデルの一つである、1981年にフランスで製造されたBahamas(バハマ)をリメイクすることを選びました。わずか2年間しか製造されなかったシューズで、レジャー用であったにも関わらず、 '70年代後期に最も人気があったアディダスのバスケットボールシューズと同じアウトソールのパターンが、そのまま採用されていました。
BAHAMAS - 10ARI
MAHOGANY/GUM4/CARDINAL \13,650
■Robert Brooks(ロバート・ブルックス) - ロンドン
Robert Brooks はロンドン在住のクリエイティブディレクター兼デザイナーです。'80~'90年代のテクニカルなランニングスニーカーを愛好しています。今回のadidas Collectors Projectのために、RobertはZX550を選びました。最近になってから、このシューズの魅力に気づいたそうです。オリジナルのZX550は1986年にリリースされ、独創的なアウトソール構造により、ZXモデルの中でも目立つシューズでした。
ZX550 - BROOKSY
WHEAT/ LIGHT ORANGE/ ICE GREY \14,700
これらの世界各国5名のコレクターとのコラボレーションに復刻モデル5足は、 A-1 CLOTHINGにて11月2日(Sat)から数量限定で発売される。
TEL:03 6427 7943
HP: http://shop.a-1clothing.com/