2015年3月21日、葛飾区の堀切菖蒲園駅から徒歩5分の小さなスペースにアーティストランのギャラリーがオープンする。このHHH galleryは、1990年代初頭からパンクやハードコアミュージックシーンでアーティストとしての活動をスタートさせたUSUGROWと、使われなくなったスケートボードを素材にした彫刻作品の制作を続けるHAROSHIといった第一線で活躍するアーティスト2名と、ドイツの美術出版社ゲシュタルテンの日本支部を担当する半澤順子、店舗設計デザイナーとしても活動するミュージシャンの山嵜廣和 (toe)、映像作家のMINORxU、写真家の松島幹といった音楽、映像、写真など多様な分野で国内外のアートシーンに関わる運営チームによって、世界中からセレクトした美術作家やカルチャーを4〜6週間の展示形式で紹介していくギャラリーだ。アーティストたちが運営することにより、日本では今までにない空間になるであろうギャラリーが誕生したといえる。

そしてプレオープン特別展として、ギャラリー設立者でもあるアーティストHAROSHIのアートショーが開催される。2月に開催されたJonathan LeVine Gallery (NY) での3度目となる個展 "Still Pushing Despite the Odds" の反響も収まらない内に、ここ数年は海外での展示が中心となっていたHAROSHIの大型作品をプロスケーターのキース・ハフナゲルによるアパレルブランド HUFの協力によって展示される。

日本のアートシーンに起きる新たな歴史の幕開けを、ぜひ見逃さないでほしい。




HHH gallery (エイチ・ギャラリー)
東京都葛飾区小菅2-21-17
03-6662-9331
http://HHHgallery.com
open hours: 土日祝日のみ (12:00 -20:00)