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Trip de Melbourne pt.1

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自堕落な日々を東京で過ごすわけではなく、今年はカルフォルニアで新年を迎えようと思っていた。日に日に冷え込む気温にうんざりしていたし、なにより"チル"な一時に飢えていた。ビールを飲みながら、薄着のお姉ちゃんと気の合う仲間たちと巻いて、炊いて、嗜む.....そんな時間が欲しかった。友人と一緒に西海岸再侵略を企画していたが、結局話しはこじれオーストラリアに行く事に。コネクションなんてない。ただ水タバコ屋で会ったオーストラリア人のお姉ちゃんがたよりだった。

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未開の地オーストラリア。カンガルー食って安いビール(Fosters)を飲むデカイ奴ら。そんな失礼極まりないイメージしかなかった。パーティーなどのうわついた希望は捨て、ただのんびりできればとひたすらに願いながら飛行機に乗り込んだ。ちなみに今回のフライトはシンガポール経由。結局一日かかって、"野蛮"な地に到着。暖かい、いや熱かった。それもそうだ、南半球は夏の真っ最中。クソ寒い東京で病みきっていた自分の心と身体は、一瞬で覚醒し心地よい高揚感に包まれた。オージサイズのはち切れそうなボディで優雅に歩く女性たちが、それを助長したことは間違いない。泊まる所さえ決めていなかった不審な日本人(自分)はもちろん入国審査にひっかかり、ひたすら自らの潔白を証明しなければいけなかったのはここだけの話。

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自分の抱いていた勝手なイメージとは違い、メルボルンはすごく情緒ある町並みが印象的だ。そう、ヨーロッパに近い雰囲気があった。何もかも東京よりは安いだろうと、旅をするときは現地で必要なものを調達する派なのだが、ここで一つ気付いた事が会った。コーラの缶は$3.5、つまり280円ぐらいの計算。豊富な資源がある、ここオーストラリアはインフラに湧いていた。物価はクソ高いのである。学生の頃の貧乏旅行まではいかないが、所持金が底をつくのは明らかだった。ちなみにメルボルンは世界で一番住みやすい町の2011年で一位を獲得している。我らが東京は18位とか。

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早速ホテルにチェックインし、街を探索。めざすはカフェへ。カフェといっても、パブ/バーと言った方が正しいかもしれない。飛行機でひたすら赤ワインを飲み倒していながらも、ビールの誘惑に勝てず早速入店。さすがに昼間っからリッターサイズのビールをうまそうに飲むアジア人は自分だけで、怪奇の目で見られる。そんな事は慣れっこだが、メルボルンには差別は存在しないといっても良いだろう。それだけいろいろな人種が溢れていて、街の一部としてとけ込んでいる。

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オーストラリア人自身も「なにがオーストラリアなのか?」と質問すると定義に困る人が多かった。東京のような混沌はなく、異なる文化がうまくブレンドしていると印象。ここオーストラリアはホモ帝国でケツをプリプリさせながら歩くおっさん、ぽっちゃりしたビアンたちもゆったり暮らしている。周りもそんな事は気にしちゃいないし、精神的なゆとりが感じられた一面だった。すでに軽くカルチャーショックを受けていたが、まだ旅は始まったばかりだった......。

TO BE CONTINUED.

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