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Trip de Melbourne pt.3

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ノースサイドで会った金髪ヒップスター女子と今夜出会えたらと、そんな調子の良いことを考えながらサウスサイドに向かうタクシーに揺られていた。インド人の気の良い兄ちゃんの運転はとても粗く、チップなんぞ払えるかと思っていたが、ナイスなキャラにやられて結局$5追加。タクシーを運転するのは大体インド人で、パンジャビ地方出身者が多いんだとか。汗をダラダラかきながら、ランチを食った本格インド料理を思い出す暇もなく俺たちはサウスサイドに到着した。

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サウスサイドではライトが怪しく輝き、香水バンバンでストリッパーばりの女性陣がストリートを闊歩。この娘さんたちはもちろんプロではなく、ボトルショップで会ったお姉ちゃんたちの夜の姿といったところ。ちなみにサウスサイドでは売春宿は合法で、フッカー(立ちんぼ)たちもわんさか。売春は違法だけど、学費を稼ぐために結構身体を張っている女子学生もいるらしい。川を一本跨ぐだけで、これほど変わるのかというぐらい空気は一変。韓国と北朝鮮の空気感の違いなんて形容してみたり。

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クラブに入るなり、オージ女子より早速アプローチ。オセアニア大陸の恵みをヒシヒシ感じながら第一声を発そうとしたが、短パン+Tシャツ姿にケチを付けにきたらしい。友人にいたってはタンクトップ着用という、完全ビーチ仕様の格好だったので当然なのかもしれない。もちろん、ここオーストラリアにも"ドレスコード"があるので、男はシャツ着用、女の子たちはこれでもかというぐらいお洒落をするのが基本。しかし友人の弟が経営するクラブらしく、初対面ながらボロボロな身なりの自分を温かく歓迎してくれた。

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人が溢れるフロアを余所に、VIPテーブルではフリードリンク&パウダーの振る舞い。メルボルンのパーティーピープルは粉末好きが多いようで、各所でオシオ先生ばりにキメキメ。現地ドラッグ事情も"使用"に関しては慣用だとか。ただし販売は御法度。バリバリに決まった友人に「クラブではなくハウスパーティーにこそ最大の楽しみがある」と力説され再びタクシーに乗車。ファンキーなインド人ドライバーが車を止めたその先は、花火が見えるグッドスポット。絶賛開催中のパーティーにわき上がるテンションをシャンパンで促進し、絶好のタイミングでカウントがスタート。10から数えカウントが1になった瞬間に打ち上げられる花火を背に、大晦日だからとキスを迫りまくっていた下衆な友人R.Uを思い出しながら、俺はオージーガール(29歳)と唇を重ねた。

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目覚め際のWaken Baken、ヒップスターたちとの宴、ホーミーたちとのチル。強烈な日差しに肌を焼かれ、オージーガールに心を奪われた七日間。アラサーながらティーンばりにはしゃぎ、旅の良さを再認識。経済成長の中でハッスルする愛すべきオージーたちに、シャウトアウトを心で叫びながら成田行きの飛行機に乗り込んだ。

FIN.

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