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Trip de Montreal part 1

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暑い。日本の夏はけしからんほどの熱帯夜の連続。夏を楽しむべきだが、ギャル男とかは苦手な自分は海ではなく川派。そんな事を言いつつも、たまりに溜まった仕事が忙しく、夏休みもなくなりそうな気配だった。ここで欧米人ばりにバカンスを楽しまないとバビロンにJAHの精神を喰われるという悲壮な思いから、絶賛KYアティチュードでモントリオール行きのフライトをブッキング。この時点でクライアントには"グッドバイ"を伝えたことは明らかな話だった。既に"北米のパリ"なんて洒落たakaを持つ土地に舞い降りることを決めてしまったのだから。夢の大地・モントリオールは有名なパーティータウンとして知られ、美女の宝庫という噂を耳にしていた。事前知識としたらsppecifics率いる良質jazzy hiphopぐらい。しかし、美女&パーティーというワードにガードが下がる自分としては、この時点での侵略決定は十分過ぎる理由だった。と同時に、この旅行で堕天使ばりに舞い落ちることが決まった瞬間でもあった。そう、大和撫子に別れを告げメープルシロップだらけの精神世界でのアヴァッチュールは既に始まっていたのだ。

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フランス系カナダ美女が自分を待つ土地 aka モントリオール(勝手)には、羽田からNYC経由で向かうことに。アメリカン・エララインのクソ機体&肥大化したアメリカ人ババアFAの悪態に加え、長旅のわりにゆっくり脱糞もさせてくれない星条旗の輩たちに、心で中指を立てながら6年ぶりのNYCに到着。湿気のない空気、黒人お姉ちゃんのブーティー、Tシャツがタイトでもちっとも恥ずかしくならない空気感、サービスの悪さ、クイーンズの荒廃感などを含めて乗り継ぎのNYCでさえ相当にテンションが上がっていた。西海岸とはまた違ったバイブスをひしひし感じながら14年ぶりのカナダ便に乗り込んだ。ちなみに入国用ビザの申し込みを忘れ、やっとの思い出着いたアメリカから強制送還されそうになったのはここだけの話。

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ドストライクの美人を見なかった上に、無制限DEATHマッチ的な入国審査で苦しめられたNYCを後にし夢のカナディアの大地を踏みしることに。飛行機だとNYCから一時間ほどで着いてしまうほどの近さ。いつでもケベコワ(フランス系美女)に会いに行けるニューヨーカーに軽い嫉妬を抱きながら着いてしまったぜモントリオール!今回はオージーの知り合いから紹介してもらったまだ見ぬホーミーの家に泊めてもらうことが決まっていた。しっかりとフライト到着時刻を伝え、iphoneの全機能を使い空港で会う予定だったのだが、早速「今ランチ中だからタクシーをGETしろ」との指令。「迎えに来る」というまだ見ぬホーミーの言葉が虚構に変わった瞬間だった。しかし、弾丸トラベラー2段を自負する自分としては冷静に対処しバスに乗ることに。フライトで疲れきっていたが、バスは満席。バカンスでまさかの休息無しを満喫という荒修行にテンションは低め。バスで見かけたトロント出身の気のいいお姉ちゃんは脇のお手入れが皆無。今時フランス人でも脇の処理を怠らないぜと文化人ぶりながら、カナダ人のチルぶりを入国2時間目で理解している自分がいた。

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今回の旅では地図を持っていかなかった。"やる"事は決めていたのだが、"行く"所は未定という始末。スマフォというテクノロジーが発達し、右も左も分からない感覚が味わえなくなってきた"便利"な世界だが、iphoneマップに頼らない感覚は新鮮だった。フランス語訛りの鼻につく英語に戸惑いながらも、バスを降りることに。ここモントリオールで溢れる会話はフランス語、そう、80%以上はフランス語で浸食されていたのだ。自分は英語はまったく問題無し、フランス語で知っている言葉は"クソ"くらいのレベル。愛に言語は関係ないと自分に言い聞かせつつ、一抹の不安を覚えていた。聞いた話だとモントリオールは美女の宝庫のはず...。周りを見渡しても一切そんなことはいない。WEEDと小便の匂い、見渡す限りのジャンキー祭り。虚ろな目で、戯言を吐きながら徘徊する奴らのフェスティバル。未だ見ぬホーミーは待ち合わせ場所にいない。地理は知らぬ、ステイする場所も不明。理解不能なフランス語。不安が現実味を帯びてきた一日目。そう、恐ろしいことに俺の旅は始まったばかりだった...。

TO BE CONTINUED. 




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