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Trip de Montreal part 2

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抱いていたイメージと180度違う現実からスタートしたモントリオールの旅。「すぐ向かう」というホーミーの言葉から既に一時間は経過していた。湿気の無い気持ちのよい外気も、周りがジャンキーだとさすがに落ち着かない。治安がいいとの噂だが、たぶん旅人たちはあまりこのエリアに寄り付かないからだろう。思い切って袖を巻くり血管をタップし、注射器を刺そうかなと血迷いはじめたころにホーミーが彼女と共に到着。だいたいこういう時のお決まりは「待たせてゴメン」だが、この時言われたのは「こんな所にいるとは思わなかった」だった。ここで待ち合わせのはずだが、さすがにこのエリアにはあまり近づくローカルはなかなかいないらしい。聞いた所によるとジャンキー&お○モ様エリアらしく、あまりピースフルなエリアではないとのこと。こっちのハードゲイはハードドラッグを決めてブリブリになっているという、いらなすぎる情報を聞かされ疲労。タクシーにでも乗って友人宅へ向かうのかと思ったが、ジャンキー&虹色エリアからさらに40分ほど歩いたのはご愛嬌。

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ダウンタウンから北上し、徐々に町並みに変化が現れてきた。正確に言うとブロックによって空気感は大分違う。5分ほど歩いただけでジャンキーは激減、いわゆる普通の人々の姿を見かけるようになってきた。ジャンキーエリアでバスを降りた高齢夫婦も実は、何か悪いことを企んでるじゃねえかということが頭を過ったが、ホーミーに会えた安堵感はそれを上回っていた。このホーミーは元々アパレルで働いていたらしいが、この半年はボンクラ生活を送っているとか。モントリオールの物価は安いと力説するホーミーだったが、「若者よ、働け!」と余計なお世話を抱きながら旅の話に花が咲いた。この時点でケベコワ美人についての話は一切でていないが、ホーミーの彼女はフランス系らしく英語にアクセントがある感じ。そして人に寄っては濃過ぎると感じるエキゾチックさがある娘さんだった。

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汗だくになりながら、やっとのことでたどり着いた今回のステイ先。ジャンキーに別れを告げてから、ボンジュール美しい町並み。チャリで爽快に駆け抜けるモントリオール美女たちに、怪しいスマイルを送りながら、右手にはブラウンバック。ここではストリートビールは違法らしいが、そんなのお構いなしにヤマンでレッドストライプを喉にかちこみ。途中で寄った酒屋の種類の多さに、溜まっていた披露はどこえやら。ちなみに道ばたでの飲酒はアウトらしいが、公園で食事と一緒であればアルコールもOKというなんとも洒落た法律があるらしい。閑静な町並みの中に佇む建物をホーミーが指さし、今回のステイ先だと言う。ナイスすぎる外観にビールを落としそうになった。扉を開けてアルゼンチンなんとかという種類の巨犬がお出迎えしてくれた。外観とは裏腹に、異臭が漂う室内。巨犬の排泄物も、この異邦人をお出迎えしてくれているようだった。意気消沈しつつも、自らの部屋に住まわせてくれるというホーミーの心意気に感謝しながら、美しい美女がプリントさせたビールで祝杯を上げた。

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今回ステイしたエリアはユダヤ人地区で、それこそ敬虔なユダヤ人が町を闊歩している。そう黒いスーツに帽子とヒゲ親父たちが溢れているのだ。海外に結構行っている自分でもこの光景は異様だった。欧米諸国の魅力と言えばやはり様々な人種や文化に触れられることだと思うし、移民で形成された都市はいつでもフレッシュだ。単一民族、島国精神上等の日本にはない"多様性"。これにはいつも刺激をうける。そんな人種構成に関心しながら、町に繰り出そうとしたが結局体力の限界を迎え12時前に気絶。さらに気絶しながらも既に、女性とベットを共にするという奇跡のような荒技は成し遂げたのはここだけの話。この奇跡については次回のエピソードで触れたい。ボンニュイ。

TO BE CONTINUED. 





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