HOME > NEWS > Nagahara Ken PHOTO EXHIBITION "there's no there there"

Nagahara Ken PHOTO EXHIBITION "there's no there there"

nagahara ken_567_290.jpg

 

カリフォルニア州オークランドでアンダーグラウンドな活動を続けるフォトグラファー、Nagahara Kenのフォト・エキシビジョンが 4月10 日より開催されます。
この作品展で展示される作品は、彼にとっては自らの日常にありふれた光景を切り取ったものであり、しかしそれらには、彼の日常に対する研ぎ澄まされた感性、我々の常識からは想像もできないような彼を取り巻く環境が写されており、これらは非日常の物語を紡ぎはじめ、観る人の心へと深く刻み込まれるでしょう。
彼の住む家のリビング・ルームには巨大なスーケートボードのランプがあり、その一角にある暗室で、彼は一枚一枚丁寧に写真を焼いています。

写真展では、アーティストの希望により、11×14 インチの写真作品を特別に販売されます。
「ただ写真が好きだから撮り続けている。写真について語る事は何もない」
そう語る彼の言葉の通り、「何もない」ということが、この展覧会場に出現します。そこで展開される彼の無言ながら熱い思いの溢れる写真の数々を、是非見て頂きたい。


Nagahara Ken『there’s no there there』
会期: 2010 年4 月10 日から4 月25 日まで
時間: 12:00~20:00
場所: SLANT
石川県金沢市広坂1-2-32 2F
tel076-225-7746
入場料:無料


<プロフィール>
Nagahara Ken
フォトグラファー。
カリフォルニア州オークランド在住。
『THRASHER MAGAZINE』、『HOTBIKE JAPAN』、広告などに多くの写真を提供しスケーター、バイカーから支持を受けている。
『HOTBIKE JAPAN』にFRISCO BAY REPORT を連載中。

<タイトルについて>
Gertrude Stein『Everybody's Autobiography』における記述によると、昔ある教師が故郷であるカリフォルニア州オークランドを訪れた際に、自分の幼い頃の家のあった場所に行ってみると、もう家はそこにはなく、「There's No There」と言ったとの記述があります。この寓話から、この言葉は「目的の物はなかった。甲斐がなかった。(うまい話などに)中身はなかったんだ」という、空虚を表す意味で使われるようになったそうです。SLANTでは、Nagahara Kenの写真にこのような意味合いも含まれている、と考えています。

[INFO]
SALNT
石川県金沢市広坂1-2-32 2F
tel/076-225-7746
http://www.slant.jp/
info@slant.jp
 

 

 

Category : , ,

Tags : , ,

BACK

NEXT