ふと思ったんですが、印刷業界やら出版業界やらデジタルメディアやら、今後どれが良いの？的なのが多少ありますが、正直どれでも良いですよね。と改めて思いました。
なぜかって、印刷っていう技法自体は紙が発明された大昔から木や石を使って行われてたみたいだし、おそらく人間なら嫌いな人はいないんじゃないかと思うけど。今主流の大量印刷を可能とするオフセット印刷はたかが100年程度前に発明されて現実的にはここ数十年とかで実用されているみたいです。
ということは、そもそもはオリジナルという原本なるものがあって、それを多くの人に見せたいから複写するわけで、結局、印刷でもデジタルでもそれはただのコピーであって、見やすかったり読みやすい形態を読み手が選べば良いだけじゃないかと。
大昔だと石に掘ったり、自分でインク的な物を作って何かに記したり、そもそもそういう行動こそが重要で、それをいかにコピーするかは便利な方が良いのは当たりまえなことなんだろうなと。
だけどオリジナルとなる原本だけはこだわらなきゃいけないと感じたんですよね。
今はDTPが主流だけど、すべて手書きでも良いし、フィルムを現像した紙でもいいし。
だからデジタルメディアでも、実は原本となる一部だけは手書きとペイントとシルクスクリーンなどで存在しててここに展示してるんです。ってなったら、見に行きたい気もするな。とふと思いました。