僕は小学校低学年から、ずっと野球をしていました。4番ピッチャーで地域の中では、わりと上手い方だったと思います。
その頃の夢は高校野球に出ること。今でも高校野球を見ると胸が熱くなります。
そんな僕が野球を辞めたのが、中一の時。僕の通っていた田端中学校は野球部がなかった為、隣町の野球チームに入りました。がしかし、もともと人見知りする性格もあり、チームメイトと仲良くできない。なおかつ、レベルについていけない。やはり上には上がいます。
そんな時、スケボーに日がつき始めます。中学校に入ったと同時に、先輩から、来週返すので、とスケボーを借りパクし、一人で秋葉原とか行くようになりました。もう面白くてたまらない。しかも、年上の人達と知り合いになれるのがなんだかとても刺激的でした。しばらくは、野球とスケボーと同時にやってましたが、中一の終わりくらいには、もう完全に気持ちはスケボー。ただ、どうやって、親や監督に納得してもらえる辞めかたをするか。
そんな迷いをいだいてる頃、秋葉原で仲良くなった先輩スケーターが
(仲間内でスケボーチームを作ってるから、うちのチーム入らない?)
と言われました。
これだ!
っと思い、数日後、親と監督に野球を辞めると告げました。
(東京の有名なスケボーチームにスカウトされた)
と、もっともらしく、ギリギリ嘘にはならないくらいにアレンジ。なんとか納得してもらいました。
と、こんなきっかけで僕のスケボー人生が始まりました。それからは、いろんな出来事、出会いがあり、思い出の塊です。
でも、あの時、もしスケボーの道へいかなっかたら自分はどんな人生だっただろうと、たまに考えてしまいます。人生に
(もし)
なんて考えても意味がないのは分かっているけど考えてしまう。
その当時を思い出すと、かならず、頭に浮かぶ言葉があります。わけのわからない言い訳で、野球を辞めると告げた時、お世話になっていた監督から言われた一言。
(俺にはなんだかわからねーけど、そのスケボーとやらは、中途半端に終わるなよ)
と言われました。当時はあまりピンとこなかったのですが、僕も年を重ね、あの時の監督の優しさが今ではわかります。きっと監督は
(野球じゃなくてもいい。若いうちに、なんでもいいから、一つの事に熱くハマる事が大事なんだよ)
という思いを込めてくれたのだと、今は解釈しています。
と、この映像を鳥肌たちながら見ていたら、当時の記憶を思いだし、思い出にふけってしまいました。ジャンジャン。
http://www.youtube.com/watch?v=fK9yC80psg8&feature=youtube_gdata_player