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Can'no Interview

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なりたい自分に近づけるように・・・。
"LOHAS的クラシックソウル"を歌い上げる癒しのシンガー、カンノ。
2ndミニアルバム「Sunshine Day」の事と共に今の思いを聞いた。

■ 音楽を始めたきっかけは?
3歳からクラシックピアノをやっていたと言う事もあって、小さい頃から音楽がすごく身近にあったんです。歌う事もすごく好きで、学生の頃とかはカラオケとか良く行ってましたね。売れてるJ POPばっかり歌ってましたけど(笑)。その後、Lauryn Hillの「ミスエデュケーション」を聞いて凄い衝撃を受けたんです。まともにブラックミュージックを聞いたのはその時が初めてだったと思うんですけど、サウンドと声とグルーヴに今迄聞いていた音楽では感じた事の無いヴァイブスを感じて、今でも覚えてるくらい凄い衝撃でしたね。それからは地元のソウルバーで歌ったりしていました。

■ 楽曲制作や歌を歌う際に心がけている事は?
体温を感じる事の出来る音楽を作りたいと常に思っていて、自分が感じた事を歌詞にしています。うそは書きたくないんですよね。リアリティがないと伝わらないと思うんですよ。例えば誰かに"ありがとう"って言っても気持ちが入ってないと伝わらないでしょ。

■ インスピレーションが湧く時ってどんな時ですか?
良い音楽を聞いた時とか凄い幸せな気持ちになれて、なんか脳が溶けだす感じがするんですよ。天に昇るような。そういう時とかはアドレナリンが出てピアノとか弾きたくなったりします。でもやらない時は全くやらないですね。やらなきゃと思って机に向かっても良い作品が出来るとは思えないので。

■ アルバム"Sunshine Day"について教えて下さい。
今迄に私の曲を聞いた感想で癒されたとか励まされたって声を良く聞くんですけど、今回のアルバムも作る時はそういうつもりで作ってるわけじゃないのに、アルバムを聞いた周りの人達から今回も癒されたという声を聞いて、それが凄くうれしいかったんです。アルバムを例えると、"LOHAS的クラシックソウル"という言葉がテーマになってると思います。LOHAS的な癒しと、私のバックグラウンド的な要素としてピアノも自分で弾きました。サウンド的には人の手で奏でた生楽器をたくさん使っている所が私としては新しくて、LOHASな感じに仕上がったと思います。アルバムが作品としてストーリーになっているので全体を通して楽しんでもらいたいですね。

■ Sunshine Dayの意味は?
なりたい自分に近づけるようにというテーマがあったんです。現実と理想との距離にもがく事とかあるじゃないですか。でもなりたい自分があるから、そこに向かって力強く歩いていきたいという思いを込めてつけました。人生を太陽が照らしてくれる様なイメージです。

■ DJ HASEBEさんのREMIXも入っていますね。
オリジナルとは違った感じで本当にビックリしたし、おもしろいと思いましたね。自分の感じたままのすべてを音に表した曲を、HASEBEさんという別の角度から見た私の音楽として表現してくれてすごく気に入ってます。

■ 今後どういったアーティストになっていきたいですか?
昔は、自己満足で歌ってたとこも強かったんですけど、自分の中で変わったなと思う事があって、元気が出ましたとか癒されましたって声を聞くと、自分が歌う事によって人に力を与えられるという事が幸せだと思う様になって。人にとって意味のある音楽を作り続けたいですね。あと、ジャンルにとらわれずに聞いてもらえるアーティストになりたいです。私はジャンルを気にせず自分のバックグラウンドから出てくるものを表現しているので、何年たってもさびない、存在感のある音楽を作っていきたいですね。

■ 音楽以外で興味の有る事は?
スポーツが大好きなんでジムに通ってるんですけど、ジムって基本的に一人じゃないですか?でもワールドカップ見てたら凄くみんなでスポーツやりたいなと思いだして。グァムに行った時にみんなでビーチバレーやったんですけど、それがすごい楽しくて。この夏はいろいろやってみたいですね。あとは、DVD見たり、ライブとかは良く見に行きますね。

■ 最後に今後の予定を。
アルバムのリリースを期にUGLY DUCKLINGのツアーで一緒にライブをやります。この夏は真っ黒になって頑張ります(笑)。


<プロフィール>
Can'no(カンノ)
2001年、MARY J.BLIGE 、TLC、Monica、Whitney Houston、PINK、などをプロデュースした「SOUL POWER」によるJAPANオーディションが行われ見事合格!その後、LAに渡り全世界で800万枚以上のアルバムセールスを記録したヒップホップ界の鬼才『BLACK EYED PEAS』の"Will.i.am"との共同楽曲制作を行い、その出会いをきっかけにシンガーソングライターとしてその才能を開花させていく。2004年、シングル2枚を青空レコードより発売。FM YOKOHAMA 、CROSS FMのパワープレイを獲得!2005年は、グラミー受賞アーティスト"John Legend"の初来日公演でフロントアクトに大抜擢されライブは大成功!そんな大注目の中、2005年8月にA.Iの名曲「LIFE」をプロデュースしたオーガニック・ヒップホップアーティスト「Steph Pockets」をアレンジャーに迎え、ファーストミニアルバム「Hikari」を発売。iTunesでもトップ10入りを果たすなど快挙を遂げる。そして2006年、bayfmでパワープレイを獲得したタイトル曲「Sunshine Day」や、i-Tunes Music Store R&Bチャートで3位を記録した「Hikari DJ HASEBE Remix」などを収録した2nd mini album 「Sunshine Day」をリリースする。
www.cannomusic.com


Photo, Text > Hidenori Matsuoka
HIDDEN CHAMPION ISSUE#07 August, 2006

 

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