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Ugly Duckling Interview

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独特のサンプリングセンスと、2MCの絶妙な掛け合いによって繰り広げられる、強烈にファンキーでエネルギッシュなヒップホップ・ユニット、アグリー・ダックリング。8月にベストアルバムをリリースしサマーソニック'06にも参戦。今年もまた軽快なマイク・リレーを披露しに日本にやって来る!!そんなアグリー・ダックリングのMCアンディにインタビュー!!


■ まずみんなのプロフィールと3人の出会いを教えて?
1993年に、3人共"ミートシェイク"っていうファーストフード店でバイトしてて出会ったんだ。3人共カリフォルニアのロングビーチで、1980〜90年代のヒップホップを聴いて育ったんだ。それで自然と学生時代からDJやラップを始めたんだよね。

■ 音楽活動を始めたきっかけは?
ロングビーチは人種的にもカルチャー的にもすごく幅広い場所なんだ。だから俺達のまわりにはありとあらゆる音楽があった。でもその中でも、俺達はなぜか3人共ヒップホップ、ファンク、そしてジャズが一番好きだった。80年代のLAには"k.d.a.y."という素晴らしいラジオ・ステーションがあって、いつも最高の音楽を流してくれたんだ。それは俺達の音楽性を高める上でかなり助けになったよ。

■ 楽曲制作やLIVE、DJの際に心がけている事はありますか?
人を楽しませて、良い気分にさせる事だね。ファンキーでパワフルな音楽と、ポジティブでユーモアに富んだバイブスで、聴く人全てを動かしたいと思ってるよ。ライブを観た後に家に帰った時に、「人生って楽しいんだな」って思えるくらいにね。プロデュースする時も同じだよ。人々が音楽を心から楽しんで、笑って、少し考える感じにしたいんだ。

■ インスピレーションはどういう時に湧いてきますか?
ジェームス・ブラウン、ザ・ミーターズ、クール・アンド・ザ・ギャング、ファンカデリックなどの最高のファンクを聴いた時や、エリック・B & ラキム、デ・ラ・ソウル、EPMD、ア・トライブ・コールド・クエスト、ギャングスター、ビッグ・ダディー・ケインなどの最高のヒップホップを聴いた時だね。

■ 音楽活動を続けるモチベーションとなっているものは?
生計をたてる事(笑)これは冗談で、とにかく素晴らしい音楽を作り続ける事が最大のモチベーションかな。俺達のゴールは、いつまでも語り継がれるクラシック的な曲を作ることなんだ。この仕事は最高の仕事だと思うよ。

■ 音楽以外で好きな事や、今はまっている事などはある?
スポーツと食事かな。あとは色んなところにツアーで行ったりする時に、多くの文化について勉強できるから、それも楽しんでるよ。たくさんの人との出会い、たくさんの新たな経験 - これらはかけがえのないものだね。

■ 昨年、今年1月と頻繁に日本に来ていますが、日本の印象は?
日本の人は最高だね、何よりも音楽を愛しているからね。文化はアメリカと全然違うけど、そこがまた楽しいんだ。日本はすごく組織がしっかりしていて、お互いをサポートしてる。そういうところがすごく好きだね。あとはライブ!ライブをする度に、日本のお客さんの暖かみを感じるんだ。

■ では最後に今後の予定/ビジョンと、日本のファンへメッセージを。
日本のみんな、調子はどうだい?UDはこれからもファンキーな曲とクレイジーなライブでみんなを踊らせ続けるよ!とりあえず8月のサマソニと、9月のツアーでみんなに会える事を楽しみにしてるよ!!



<プロフィール>
UGLY DUCKLING (アグリー・ダックリング)
1993年にAndy (MC)、Dizzy (MC)、Einstein (DJ)の3人でカリフォルニアにて活動を開始。まだギャングスタ・ラップが全盛だった西海岸ヒップホップ・シーンにおいて、A Tribe Called QuestやDe La Soul、Jungle Brothers等の東海岸ミドルスクール・アーティストに影響を受けた独自のサンプリング・ヒップホップを体現。2MCの息の合った軽快なマイク・リレーも話題を呼び、1999年の1stアルバム『Fresh Mode』は自主流通にもかかわらず4000枚を売り上げた。2001年に2nd『Journey To Anywhere』をリリース、Jungle Brothers、Rahzel(The Roots)、The Pharcydeらとともにツアーをこなし、Jurassic5、BlackEyed Peas、Ozomatli、Dialated Peoplesらが参加するユニットìFunky Precedentîに参加、ìFirst Choachella Festivalîに出演を果たす。その後もCut Chemist(Jurassic5)やBasement Jaxx等多くのメジャー・アーティストとのコラボレーションを経て2003年に3rd『Taste The Secret』をリリース。アメリカ、イギリス、オセアニア、日本等でのリリース・ツアーを大成功させ、日本でのツアーの模様を収録したDVD『LIVE SHAKE』をリリース。2004年にはm-floのアルバム『ASTROMANTIC』にリミックスで参加、日本でも広くその名を知られることとなる。2005年には最新アルバム『Bang For The Buck』をリリース。ゲストにPeople Under The Stairsが参加し話題を集める。リリース直後のapple storeツアー、2006年年始のクラブ・ツアーはいずれも大成功をおさめている。また、アルバム収録曲ìLet It Outîをスチャダラパーがリミックス、PVとともに各方面で話題となり、I-Tunesのダウンロード・ランキング(シングル)で最高7位を記録した。またTV番組『69★TRIBE (CX系)』への出演や、多くの邦楽アーティストのリミックス、プロデュース・ワークをこなし、日本での認知・人気も定着し、ますますその動向に注目が集まっている。
www.myspace.com/uglyduckling



Text > Hidenori Matsuoka
HIDDEN CHAMPION ISSUE#07 August, 2006

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