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Posted by @momomagazine

ビーチ沿いの巨大な公園の話

ここに移住する前はシンガポールというと、未来型の高層ビルが建ち並ぶ都市、っていうイメージが強かったけど、住んでみると公園の多さに驚く。公園と言っても、砂場に滑り台、の公園ではなく、だだっ広い敷地にジャングルのように緑が生い茂り、ぐるっと散歩するのにも数時間かかるような巨大な公園がたくさんある。

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70年代に埋め立て地の上にオープンしたEast Coast Parkは、ビーチ沿いに15kmほどもある長く緩やかな歩道と、様々なアトラクションエリアがあって、入場無料。キャンプやBBQもできるし、自転車をレンタルしたり、Xtreme Sportsの施設も豊富。ケーブルスキーのエリアもある。

ecp2.jpgsource: yoursingapore.com

一年中暑いんだから、ウォータースポーツを極めるには最適かもしれない。一時間4000円ぐらいから参加できて、ウェアなども一式レンタルできる。小学生から大人まで、水しぶきを上げながらジャンプしたりしていて、観ているだけでもワクワクする。このSKI360というエリアの横には、オープンテラスのバーがあって、ビール飲みながら彼らのジャンプを眺めることができる。完璧。

その後は私たちも海岸沿いをクルージング。変なバナナ柄のロングボードで初滑り。

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ケーブルスキーのエリアからしばらく進むと、お目当てのエリアに到着した。

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シンガポールで初、世界選手権基準に合わせて建設されたスケートパーク、Xtreme Skate Park。なによりもこのスケートパーク、シンガポール政府機関が企画、開発したっていうのに驚いた。国の公園管理局(the National Parks Board )コミュニティー開発庁( the Ministry of Community Development)そして青少年のスポーツ活動を支援するYouth and Sportsが合同で作っちゃったみたい。空から撮影した動画でみると、このダイナミックさが伝わるかも。

渋谷の某スケートパークと違って、タイヤが付いてる乗り物ならば二輪でも四輪でもいいし、もちろん無料。あれ禁止、これ禁止、とかいちいち看板も無い。小さな子供から大人まで、みんなそれぞれがマナーを守って自己責任で楽しんでる。なんてピースな場所なんだ!

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また強烈なカルチャーショックだった。

いろんな年齢の、ありとあらゆる人種や宗教の人たちが、みんなとても良い表情で、自転車に乗ったり、BBQパーティーをしていたり、釣りや昼寝をしてる人たちもいれば、見た事ないようなトリックで中を舞う人たちもいる。そしてそれは、国が提供している公共の場所、「公園」だ。あまり聞いた事が無かったのだけど、シンガポールは多種多様な人たちが、安全に楽しめる公の場所を作る天才だと感じた。年齢も宗教も身体能力も経済状況だって、みんなものすごく違うのに!

空港からもすぐなので、トランジットでシンガポールに寄る人も立ち寄れるのではないかな。先日、Hidden Championのライターで翻訳家のSOくんがシンガポールにトランジットで半日来た時、本当はこの公園に連れて行きたかったのだけど、ビール飲んでグダグダして、リトル・インディアで激美味いカレー手食いして、時間が過ぎるのが早すぎたよね。SOくんは、どこでも旅しちゃいそうな感じだから、きっとまた機会あるだろうな。

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