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Posted by @momomagazine

バリ Day 2

目覚めたのは朝の6時。しかもアラーム無しで。bali2photo.JPG

朝食は、フルーツボウルとスムージー。水着に着替えて海までPennyで向かう。

ビーサンでPennyはけっこう危険。

昨日夜にいっしょに遊んだ人がすぐに浜辺で私を見つけてくれた。あったかいお茶を飲みながら、いっしょにダラダラする。2杯ぐらい飲み終わったところで、ロングボードを借りてきた。うわー本当にサーフィン教えてくれるつもりなんだこの人。

サーフィンは何年か前に日本で数回、挑戦したことがあった。でも、人が大勢いるところは危険だから、と言って、ものすごく離れたところまでパドリングさせられた時点で体力全部使い果たしてしまった。あれーこんなに疲れるスポーツだっけ?

結果、一時間とちょっとの間、ひたすら波に身を粉々にされ続けた!って感じで一度もちゃんと立てなかった。けど、昨日飲みながら、「海は古代からの記憶がつまった特別な場所」と聞いてから、キラキラ光る波の上を浮かんでいるだけで、不思議と穏やかな気持ちになれた。私の思考は単純だ。

世界中から集まって、ここに住み着いてるようなサーファーたちは、この古代の記憶が詰まった波のウネリを、まるで本に印刷された文字を一行一行たどるかのように、読み砕いているように見えた。私には読めない言語を、簡単に解読して、身体で応えてる。

たくさんひっくり返って、息が切れた。波に押されるようにスピードが上がって、思い切ってボードを押して立ち上がるけど、そのままの勢いで波に身体が飲まれる。海の中ではどっちが上か下かわからなくて面白い。

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ドロドロに疲れた後のココナッツウォーター、ライムを一絞り入れると、スポーツドリンクみたいな味。ストローで吸い上げると、音を立てて身体に染み込んだ気がした。時計を見るとまだ午前10時半。

あれ、おかしい。何もしないでダラダラするためにバリに来たのに、すっごい疲れてしまった!ボード代約5ドルを支払って、Pennyで宿に戻る。サーフィンのレッスンは無料だった。宿のプールで身体を冷やして、本を読んで昼寝。

10467860_552965601480397_1665610958_n.jpg昼寝して体力を回復した後、少し遠目のビーチまで迷いながらたどり着いたら、ちょうど夕焼けの時間だった。少しずつ引き潮になるビーチの砂に、うすピンク色の夕焼け空が反射して、どっちが空でどっちが大地かよくわからなかった。

どっちが上でどっちが下でも、結局どっちでもいいのかもしれない。

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