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Posted by @momomagazine

バリ Day 3

今朝もアラーム無しで7時に目覚める。予想以上にバキバキに筋肉痛の上半身をゆっくりベッドから起こして、両手を伸ばしてストレッチしようとしたら、二の腕の裏に激痛。よく見るとテニスボールくらいの大きさのアザ。紫色。...こんなんでいつか遠い未来にサーフィンできるようになるのだろうか。

筋肉痛を和らげるために、宿のプールでたくさん泳いで、本を読んでグダグダした。朝からフルーツが食べられるのって、最高に贅沢だと思う。そうか。パパイアにはライムをかけると食べやすいのか。

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このエリアに滞在してるのは、ほとんどが欧米人のサーファー。話をすると、数週間の休暇中だったり、そのまま数年住み着いていたり、軽く社会離脱してる人ばかり。そしてみんな美しい顔立ちと、脂肪のほとんどない、しなやかな筋肉質の身体。ジムのマシーンで鍛えましたみたいな、ドッシリとしているわりに何もできなそうな不自然な筋肉じゃない。私ですら名前を知っているような建築家のアシスタントや、画家、イタリアから子供を2人連れて1年住み着いているお父さん、いろんな人がいる。

Photo 17-6-14 16 42 25.jpg宿で働く女の子たちと話していたら、彼女たちは、もうこのあたりもすでに今までのバリじゃないと言った。水田がものすごく少なくなってるけど、お米どうしてるの?と聞いた。島の外からも買うと言ってた。開発の工事がものすごく多くて、木がたくさん切られてしまった。だからかわからないけど、最近のバリ島は異様に暑いと言ってた。

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滞在しているのは、ビーチまでの1本道しかないものすごく狭いエリアなので、2日もいると顔見知りだらけになる。昨日あの通りを赤いスケボーで通ったでしょ、とか言われたりする。ちょっと窮屈になって、宿からタクシー呼んで、Seminyakに連れてってもらい、ショッピングすることにした。

後悔した。

Seminyakのストリートは、もはやバリ島じゃなかった。ここは原宿?ベニスビーチ?世界のどこにでもあるようなオシャレ通りに似せたアパレルのショップにハンバーガーにピザにパンケーキに無料Wi-Fiに冷たいビール。写真も撮りたくなかった。バティックプリントの布地を探そうと思ったけど、すぐに疲れてしまった。暑いだけで、こんなの素敵なショッピング街でもバリでもない。

それでも、ちまちまと買い物。

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すぐにまたタクシーを拾って、滞在先の少し離れたエリアのビーチへ。子どもサーファーたちがたくさん。潮風がスタイリングする天然のビーチヘアーって最高にかわいい。

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浜辺に寝転がって、若干raveっぽい音を聴きながらたくさんビンタンビールを飲んだ。今日もまた夕焼けが美しい。

バリ島をはじめ東南アジアに訪れる多くの人たちの中には、この恵まれた気候と、物価の安さしか目に入っていない人がいるんじゃないかと感じる。サーフィンのできる海があって、物価が安い。長期の休暇には最適。でも食べ物は慣れ親しんだ西洋料理を食べたいし、トイレもシャワーも欧米と同じものを。道路はキレイに舗装するべきだ。水田なんかよりも、ホテルや高級ヴィラを建てよう。虫?とんでもない。全部殺してくれ。そんな声が聞こえるような気がして、目を背けたくなる。私もここにいることで、その人たちの仲間なのだろうかと、少し悲しかった。

初めてバリを訪れた時に感じた、バリの神様たち。彼らは今頃きっと内陸部、ウブドらへんにお引っ越しをして、この辺もそろそろやばいかなーとか言ってるのかもしれない。

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