「明日Holiのお祭り、この添付の画像みたいな感じになるんだけど、行こうよー」と、前日の夜に届いたメールを見て、行かないワケにいかなかったよ。
こちら、インドのヒンドゥー教が春を祝うお祭り、「Holi」フェスティバル。「Festival of Colors (色のお祭り)」と呼ばれるこの行事は、春の収穫を祈りながら、カラフルな色で春を迎えることで、冬にサヨナラをする意味があるみたい。
Holiは、インドやネパールの他に、世界の様々な地域で開催されている。シンガポールのHoli Festivalが行われたのは、以前にも紹介した巨大なスケートパークがある海沿いの公園、East Coast Park。ジリジリと焼けるような日差しを浴びながらビーチ沿いを歩いていたら、遠くからボリウッド的なインドのダンスミュージックが聞こえて来る。
あれ？なんかもうすでにカラフルな人たちでいっぱい...
祭りの中心部では、インドのボリウッドなダンスミュージックに合わせて、すでに肌の色が一切わからないぐらいカラフルになった人々が踊り狂っていた。一人一袋、サイケデリックな色の粉が入った袋を渡されるのだけど、それをひたすら人に向けてまき散らしたり、顔にベトーって塗って「Happy Holi!」って言い合うの。色鮮やかな粉がブワっと舞って、みんなドロドロになって踊り狂う姿は美しかった。カメラ取り出す勇気がなかったけど、本当にこの動画みたいな感じだった↓↓↓
出身地も宗教も、肌の色や性別、年齢も全く関係なく、全ての人たちがお互いに色をぶつけ合って、春を祝うこのお祭り、なんてアホらしく、美しい祭りだろう。
このターバンのおじちゃんを筆頭に、カラフルパウダーが飛び散る中をゾロゾロと踊りながら大きな輪になる。ドラムのリズムに合わせてノリノリにダンスしながら、バケツで水をかけられたり。もうメチャクチャで最高。
インド人のみんな、すっごい踊るの。それにとてもフレンドリー。このコたちのバリウッドな動きが最高に面白くて、もうこれからずっとインド人とパーティーしたい。（笑
カラフルな人たちみんな一緒に草の上でインド料理食べる姿、微笑ましかった。
最高にアホらしく、そして平和でポジティブな時間だった。
「Holi」で検索するとね、欧米人がこのパーティーをしている動画がいくつかあって、粉が飛び散る様子がすごくキレイに撮影されてたりするんだけど、選曲から動きから全てが「欧米」で、それ以外の何も感じられなかった。私がここで体験したHoliは、動画の印象とは違って、ハッピーでピースなリズムで、それはやっぱり大勢のインド人がいたからなのかなーとも思う。
単にどこかの文化を真似て面白い事をするならば、どこの国でもできるかもしれない。でも中身が空っぽのハリボテのように見えてしまうか、根本にあるメッセージを言葉以外の方法で伝えることができるか、によって次に生まれてくるモノに大きな差があるだろうなと感じる。
...と、まだ紫色の顔のままブログ書いてる。